今日は、6月とは思えないほど涼しい一日でした。温度計も20度を超えることなく、夕方からは外では少し集めの上着がほしいぐらいでした。
そのせいでしょうか、夕方集団で帰ってくるムクドリたちの姿が見えません。2~3羽飛んでくるのはそうかなと思うのですが、暗くなっても「ただいま」「ただいま」と叫び続ける声が聞こえません。どこか、風の当たらない場所で今夜は過ごしているのでしょうか。
ムクドリたちは帰ってくる時、大集団が来る前に、2~3羽、あるいは10羽未満の小さな集団がやってきます。彼らにも偵察係りが居るのでしょうね。
ところで、毎年やってきて、たくさんのフン害、悪臭、騒音とよいことはありませんが、「彼らは居て良いものか、あるいは、居ない方がよいのか」と質問をされました。
確かに、毎年暑い時期に、たくさんのフン害、それに伴う悪臭、舞う羽、騒音に悩まされますが、もし、彼らがやってこなければそれらはなくなり、良いのかもしれません。しかし、その地区だけを考えればそれでよいかもしれませんが、かれらがどこからもいなくなったら、それは地球の環境が大きく変化したときだと思います。地球の生物は、長い年月を経て、今のあらゆるものがあります。その中で人は人工のものをたくさん作ってきました。それによって、本来あるべき地球の環境はどんどん変わってきています。それに適応する生き方の1つが、ムクドリのねぐらだと思います。 もし、各地のムクドリのねぐらがなくなった時、地球の環境が変化したと思うことは考えすぎではないと思います。 小さな体で、地球の環境に合わせて一生懸命に生きている彼らは私たち人間よりもよくわかっていると思います。彼らの行動から私たち人間は学ぶことも多いと思います。だから、私は ムクドリたちは、居るべき存在だと思います。